ぼんやりっ子、ヘミシンクをきっかけになんかスピっぽくなる。

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【WAVEⅤ‐F15フリー・フロー】レディー・ピンクとの出会い

2015 - 07/16 [Thu] - 01:02

 うだるような暑さになってきた。

 このところ精神状態があまりよくなかった。
 最近、なぜか人前に出るとものすごく切羽詰ってしまっていた。パニック障害か、と思ったほどに。
 電車に乗って、高校生なんかの無邪気な語らいが聞こえて来るだけで、急に心臓が早鐘を打つという、自分でもかなり意味不明な追い詰められ方。前々からそういう気はあったけれど、かなり六月はひどい。

 母の統合失調症にも波があって、こういうなんだか気圧が安定しない春先から梅雨明けぐらいが一番しんどそうにしていた。(辛そう、という意味だ)
 この精神障害、遺伝の要素も関わっているということで、私もその気が入っているのだろうなとは思うが、この先の生活を思うとこのパニックもどきの放置は非常によろしくない。余計なストレスの元になる。神経をやりすぎたら鬱か統合失調症で母の二の轍を踏みかねないので、その辺は少し過敏になっている。
 精神の落ち込みの波は結構気候と関わりが深い。二十年近くそういう症状を持っている人と一緒にいたから、経験上、そういうことなんだろうと思っている。リズムがあるのだ。昏い目でぶつぶつ言ってる時期だ。そのくせやたら行動力があって要注意な時期でもあった。
 でも時期だけではないように思えた。内観して感情の根元を注意深く探っていると、どうにもこんな感情が浮かび上がってくる。

 自分を出していると殺される、という恐怖が、私の中に根付いている気がする。

 そんな馬鹿なと自分でも呆れるのだけども、どうしても拭えない。しかもどうにも、こんな恐怖、トラウマをもつような経験は人生21年、身に覚えがない。
 別に私は誰かに殺されかけた訳ではない。生きてきた中で何度か後ろ指はさされたかもしれないが、それだけだ。そろそろその連中には怒ってもいいのではないかと思う。私はたぶん不必要なぐらい寛容だったか、怒りを覚えてもそれを感じないふりが得意だったようだ。

 私はあまり過去生に原因を求めるのが好きではないのだけど、どうも、何だかこの人生だけで説明しきれない気がする。
 悩みながら、何かヒントはないかと心の内で自身のガイドに問いかけながらヘミシンク探求大全を開けば、そこはフォーカス15の探求について書かれたページだった。
(悩みがある時、気になる本を手に取り、念じながら適当にページを開くことで、現状の捉え方のヒントをもらいに行くことがある。私なりのガイドメッセージのアクティブな受け取り方のひとつだ。)

 フォーカス15にはあまり好んで今まで行った事はない。自分の魂が経験してきた前の生にそこまで関心が湧かなかったから。そして、具体的に実現したいような願望も何も持っていなかったから。別に願わなくても大体叶ってきた気がするので。
 正直、自分にとってはこれといった目的がないので、退屈で苦手とするフリーフローだ。以前参加していた共同探索では、体験に的があったので、それでもなんとかこなせていた気がするが。

 直感だが、この根拠のない強迫観念が過去生からのもののような気がしていて、やはり、と思った。

 過去生での体験を知ることが、現在の自分のネガティブな条件反射、行動パターンに伴う感情を軽減することに繋がる、というようなことが書いてある。

 本当に何とかなるんかいな……。げんなりしていたけれど、まぁ、やらないよりはマシか。と。
 近頃はヘミシンクのための時間を作るということをしていなかったのと、毎日帰るのが遅いのもあって、ほとんどヘミシンクをしていなかった。体験できるのかな、と思いながら、電車の中でセッションに挑戦することにした。頻繁に乗り換えがあるので、グラウンディング不足が心配だが……まぁ、エスカレーターなどを使って、なるべく危険を避けるルートを取ればどうにかなりそうだ。

 オープニング・ザ・ハートとはまた違った趣の導入の曲にリラックスしながら、基本ツールを使って準備をしていると、私の瞼の裏でイメージが弾けた。

 ぱっと思い浮かんだのは鮮やかな桃色のツインテールだ。豊かな房が頭の横でふんわりと揺れている。次いで見えたのは派手な化粧の、同じぐらいの年頃の女性の顔。このあたり、初めて知覚するからか定まらないが、どうも歌舞伎とか隈取、道化のような雰囲気の化粧だ。鼻先には真っ赤な紅。真っ黒なマスカラとアイラインでがちがちに縁どられた目は凄みがあって獣のよう。目尻の縁には涙のようなものが描かれ、ピンクのハートも一つ、向かって右の目尻についている。格好は黒を基調としたパンクスタイルのミニスカ。制服のようにも見える。ずいぶんアバンギャルドな存在が突然目の前に現れて、私はしばらく反応に困って固まった。

「うふふ。ようこそ、フォーカス15へ! 私が今回あなたの案内役をするわ!」

 手をこまねいて高い声で言い放つ女性に、私は戸惑ってきょろきょろ辺りを見回した。

「あの、アスワは?」
「今回は私に任せると言っていたわよ。さぁて、今日は貴女は何をしにきたのかしら??」

 きゃらきゃらと笑う彼女はどうやら本当にフォーカス15担当のガイドのようだ。まさかこんなアウトサイダーな存在が出てくるとは思わず、未だに面食らいながらも、今のパニック状態に関係のある過去生があれば見せて欲しい、と頼んだ。
 声質はどちらかといえば、Dr.スラ○プのア○レちゃんのような声だ。

「はいはぁい、それじゃあ行きましょうか!」

 ぐいっと手を引かれて、真っ暗な闇の中を移動していく。何か周りがものすごい速さで通り過ぎて行ったような気がしたと思ったら、何かスプラウトグリーンのぷよぷよした何かのイメージが湧いてきた。

「ほらごらんなさい! あなたの過去生の姿よ!」

 見れば姿見が目の前にある。私がはっと気づくと、ぷよぷよのグリーンの物体は自分だった。何といえばいいのだろう、ナメクジのような頭に土偶のようなシルエット、半透明の体。
「……非常に画期的なシルエットをしているね」
 プロポーションがハニワなスライム生物。謎すぎる。地球生命体などでは全く有り得ないだろうから異星人の類か何かなんだろうが、それにしたって何てファンタジーな体をしているんだ。

「地球ではないんだね」
「そ。異星人よ。しかもこの星では、奴隷制度が存在していてね。貴女はその星で、インドのカーストの不可触民とかにあたる存在だった訳」
 なんともまぁ、地球に負けず劣らずひどい惑星だ。
 しかもぷよぷよグリーンの土偶がぷよぷよグリーンの土偶を奴隷にする。シュールすぎる。
「奴隷階級の身で、自我を出せば主人に厳しく罰される状態だったの。でもそんなの、当然生きているなら不可能だわ」
 ふと気づけば、何か失敗をしたのか、主人に突き飛ばされる自分の姿が斜め下に見えた。パステル紫の家とかクリーム色の路、ピンクの街灯が毒々しい。この星の色彩感覚は破綻しているのではないだろうか。私が破綻しているのだろうか。
 ともかく、主人を見れば、その手に鞭がある。ぱんっと乾いた音がしたと思ったら、私の体は真っ二つになって、寒天みたいな形質の体は無様に路の上に砕け散った。
 これ生きてるんだろうか。ほっといたらその内くっつきそうな気がするので、死んだ訳ではないようだ、と私は内心首を傾げる。
 ひどい目にあっている私は、泣きそうな気持ちでいたようだ。うっすらと暴力に怯える感情が伝わって来ていた。自分を出せば殺される、という強迫観念は、この身分と受けた扱いから得たトラウマからきていたようだ。

「さて、理解できたところで、レトリーバルよ!」
「苦手なんだけど……。まぁ、いいや。どうすればいいの?」
「好きな人に変身して抱き締めてあげればいいのよ」

 ずんぐりむっくりな翠の土偶(♀)は、ちょっとすらりとした翠の土偶(♂)に変身した。いや、もうどう言い表せばいいんだ、この謎異星人。
 変身したところで、ぴんときた。

「この彼の魂、アスワと同魂だ」
「その通りよ、なかなか鋭いわね」

 ちなみに、メインガイドのアスワ、私とは属するI/There、類魂が若干異なるらしい。縁ある事は確かで、こういう風に過去生でよく彼と同魂の存在を見かける。インドでは権力争いに負けた若いバラモンとクシャトリヤの私とで、身分違いの恋をした?ばっかりに、私は周りに焼き殺され、父は復讐に出かけて処刑されると、まぁ散々な目に合ったようだ。この時の父がアスワと同魂だった。バラモンの方は確か今生での父親だった気がする。

 とりあえず、倒れていた彼女(?)を助け起こし、「主人がいない場所で我を出していればいいよ」と慰めて抱き締める。ぽっと朱がその頭らしき部分に上ったように見えた。彼もまた奴隷階級だが、なかなかハンサムガイだったようだ。
 その後彼女がどうなったかというと、この星でも主人は奴隷の扱いがえげつないと評判の人物だったようで、やがて主人が没落するとその手を離れて、マシな主人のところに彼と共に引き取られて一応幸せに夫婦として暮らしたらしい。とんだ主人に当たったものだ。

「人目を気にしすぎるのはどうにかならないのかな」

 暗闇の中に戻ってきて言うと、「あら、簡単よ」とガイドが言う。

「こっちにいらっしゃい」

 何かされそうでイヤだ。不審からびくびくしながら近づくと、ガイドが紅いマニキュアの目立つ手でがっちりと私の顔をホールドして、至近距離から瞳を覗きこんで言った。

「うふふ。『あなた』ね? この子の中で悪さしてるのは」


レディピンク



 ぐわっと鋭い爪のついた指が開かれて、私の顔面を突き破り、そのまま中に突き進んでいった。
 あ、やっぱり、と私が遠い目になって現実逃避をする間もなく、突っ込まれた手は引き出され、それに掴まれて何者かが私の体の中からずりゅうぅぅぅっ!っと引き出された。人が引き出された。
 驚いたというものではない。人の中から人が出てくる、しかも中年のおっさんだった。何事が起こったのか分からずに二メートルは後ずさって、ドン引きしたまま、ガイドとその手にぶら下げられて力なく項垂れるしょぼくれたおっさんを見比べる。

 目の前の中年の男性には見覚えがある。ありすぎた。

「M先生……」

 絶句する。
 くたびれた雰囲気だけで分かる。
 彼は中学校の三年間、連続で担任に当たった人だった。
 何で彼が私の中から出てくるんだ。意味が分からない。

「中学生のころから人目が気になるようになったでしょ?」
「ああ、うん…」
「この人があなたの中にマトリクスを残していたのよ。自分の価値観を植え付けたのね」

 中学は、ぼんやりしていた私が周りが急に大人になっていく中で取り残されて、うまく人間関係の変化に適応できずに悩んでいた時期だ。多感な女子の口さの無い話についていけず、ついていく気にもならず、周りにも溶け込めない、数々の勘違い、不器用、空気も読めない。まぁ、そんなドンくさかった人間が相手にされる訳がなく。悩んだ挙句お腹が痛くなって保健室に駆け込んで、ベッドの上で燻っていたら、先生がやってきて、いろいろ話をしてくれたのだ。

『いいか? この世に生きていておまえの目の前に10人の人間がいるとする。そのうち1人や2人は必ずおまえを嫌うもんや。世の中はそうなってる。でも、それは仕方ないことや。10人が10人、おまえを好きになるなんてことは、ありえへん』

 人に好かれず悩んでいた当時は、その言葉である程度私も納得していた。

「でもね。それってこうは考えられないかしら。あなたがそれを信じる限り、あなたの前にあなたを嫌う人間が現れ続ける」

 はっとした。顔を上げてガイドを見ると、彼女は先生を掴んで宙に吊り上げたままだ。

「人が目の前に10人いれば必ず誰かに嫌われる、そんな否定的現実を、彼はあなたに植え付けたのよ。――だから、さぁ、ここでフォーカス15の本領発揮よ!」

 へ。
 きょとんとして見返す。

「ここは想像の創造、具現化ができる場所。あなたの現実をここで破棄して、あなたの前に10人いたら、必ずあなたが好きな人が現れる、ネガティブな人はどっかに行っちゃう。そんな現実に新しく作り変えちゃいましょう? 何もあなたがわざわざそんな人間を引き寄せて、余計なエネルギーを使う必要もないのだから」

 そう来たか。
 というか、そんな活用法があったのか。

 私にとってはそれは全く新しい発想で、とりあえず、彼女の言うように現実を作り変える宣言をして、今の現実を破棄し、新たに創造を行った。使い慣れたエネルギーバーツールは、アトランティスの水晶のついた錫杖(らしきもの)。

「周りは気にするなって言うのよね。でも、『気にするな』っていうのも良くないわよね。否定が理解できない宇宙の言葉で言うなら、それは『気にしろ』ってことになっちゃうから。『無視』でいいのよ、そういう時は。無視。ムシムシ。

さぁ、今日はこれぐらいにしときましょう。全部やっちゃうと、反動が出ちゃうからね。また思い出した時に、あなたのペースで来てちょうだいな!」

 ハキハキした調子でガイドが言うので、私は戻って行ったのだった。



(よぉ、あいつ、どうだった)
(なんかイロイロな意味ですごい人だったよ。彼女のこと、どう呼ぼうかな。アスワみたいに好きに呼べって言ってたよ)

 次の駅に移動しながら、んー、と少し考える。

(レディー・ピンク、っていうのはどうかな。逆の語だと某アイドルになっちゃうから、それは却下の方向で)

 ふと、イメージの中でアスワがどこか別の方向を振り向いて、微かに笑う気配がした。

(その呼び名、かなりお気に召したようだぞ。良かったじゃないか)
(ネーミングセンスあんまりないんだけどねぇ。ところで反動って何)
(一気に開放すると、舞い上がっちまうからな。テンションおかしくなって壊れて明るく振舞っても、変だろ。そういう弊害を防ぐって話だ)
(ふーん)

 なんて、こともあったとさ。
 

 ちなみにその後精神状態を観察していたが、衆人環境で急にストレスやパニックのような恐怖を感じることが格段に減ったという変化が見られた。
 ストレスを軽減する成分も含まれる胃腸系の漢方薬を飲んだりしていたので、いろいろな要因がうまく重なって解決の方向に転がったのではないだろうか。なんて、今は考えている。

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社会見学

2015 - 05/01 [Fri] - 00:02

一ヶ月ほど前のヘミシンク体験を今頃メモを元にしてまとめる。(- -)

確かあれはお風呂に入っている時、最近向こうにいってないなあと思って、ノンヘミで意識を飛ばすことを決めたんだったと思う。


「今日は社会見学に連れて行ってやるよ」
 南国の浜辺でリーボールを張るなどして準備を終えてからガイドと話していると、アスワがこんなことを言い出した。
 黒い長身を見上げて、私、聞き返す。
「社会見学? どこ行くの?」
「まぁ見てなって……」

 アスワに伴われ、鬱金色の靄が漂う闇の中を潜り抜け(フォーカスレベルを移動中の知覚がこんな感じなので)、出た先はどこかの空中。
 眼下には緑溢れる大草原。目の前に巨大な断崖絶壁があって、首を巡らしても左右の端が見えない。崖の上は深い森のように見える。崖からはちょうど私たちのすぐ下あたりに岩盤が張り出していて、真上に穴が空いて洞窟のようになっている。蔓や木が岩全体に生い茂っているし、地上からそんなに高くないか、それかとても木々の背が高いかで、洞窟の向かって正面に空いた穴の前にも木の枝が渡って、そこからの視界を半分以上塞いでいた。
 中を覗きこむと、水の匂いがする。トルコの段状温泉で有名なパムッカレのように、温泉が棚田のような構造で上から下へと流れていた。お湯は無色透明で、岩の床の色が見える。侵食のためか、温泉の中はつるつるしていて、人が入っても怪我をしたり擦ったりということはなく、むしろ少しお湯の成分でぬるついているようだ。そこに数人、ちらほらと男女が入り混じって、裸で湯船につかってくつろいでいた。黒髪黒目のモンゴロイドのような風貌の人が多いが、コーカソイドのような容貌の人もいたかもしれない。
 そこに私たちが降りていくと、見知った人を見つけたかのように、皆親しみのある表情で迎えてくれた。
 何が社会見学になるんだろう……と考えていると、隣からアスワの声がかかる。
「何やってんだ? 入るぞ」
 振り向いた先には、既にいつもの黒いローブもシャツも何もかも脱ぎ捨てたアスワがいた。
「えっ! てか、脱ぐの早っ!!」
「早くしろ」
「あー、分かったよー」
 急かされて、私は着ていた服――ほぼほぼ貫頭衣に近い構造の白い衣を頭から引き抜いて脱ぎ捨てた。下着は何もなかったらしい。黒髪は普段よりも長く、ふくらはぎの中ほどまで垂れている。互いに素っ裸だが、なぜか不思議な事に羞恥心はひとつも湧いてこない。 死後こんなんだったらラクでええな……。なんていうか、煩悩や雑念とは無縁の世界にいる気がする。
 ざぶりと身を湯につけてみると、先に浸かっていたアスワの近くにしゃがみこんだ。引き寄せられるまま、のんびりでっかい体にもたれてみる。ああ気持ちが良い。温泉の気持ち良さもあってリラックス状態。
 一番近くにいた女性が口を開いた。
「おかえりなさい。ゆっくりくつろいでいってね?」
 思ってもみない言葉に面食らう。何か縁のある人たちなのだろうか。ここはI/There? フォーカスレベルで言えば35ぐらいなのか? それにしても何だか移動時間が短かったような、そこまで上った感じもしなかったような……。あくまで感覚だから何とも言えないけれど、大体合ってると思うので勘を信じてみることにする。それにしてもここはどこだ。社会見学って何なのだ。
「ねぇ、社会見学って???」
「まぁ見てろ」
 と、曖昧に笑ってはぐらかされる私。
「あら、山婆様がいらっしゃったわ」
 女の人が気が付いたように言った。ヤマババってなんぞ。ヤマンバとは何か違うの?
 山で小僧が追っかけられる恐いばーさん……という認識ぐらいしかない私がちょっとびくびくどきどきしながら待っていると、洞窟の奥から、真っ白な長い髪に、これまた真っ白な和風の祭祀服を着た妙齢の女性が出てきた。瞼や目元には紅いアイシャドウが鮮やかに入っていて、顔には白粉を塗って化粧をしていた。少しばかり周りの人に事情を聞くと、ここの管理者のような存在らしい。
 ぼへっと見ていると、彼女がこちらに気が付いて話しかけてくる。
「珍しい。見学者の方か」
「あ、はい」
「少し面白そうだ。では、どれ、少し講義をして進ぜよう。ほれ、こっちに来てみなさい」と引き寄せられる。何か、エネルギーと風の渦のようなものに呑みこまれそうになった。
「おっとっとっ!?」
「いいから、行ってこい」
 少しためらって抵抗していた私の背を、アスワが軽く押して、珠の様にエネルギーが渦巻く中に私はすっかりとりこまれた。
 周りの景色は見えなくなり、私はエネルギーの流れと同化しているようだった。

『この世には光と影が存在する』

 白と黒(灰色?)に輝く二つのエネルギーが、渦を巻いて銀河の様に中心へ向かっている。
 陰陽とか?と考えていると、「考えると分からなくなる。感じるように」とお叱りを受ける。(注:スターウォーズのネタは私にはできましぇん……)

『しかし、それら全ては、もとはひとつのエネルギーから生まれ出たに過ぎない』

 エネルギーのるつぼから、白い球と黒い珠が飛び出て、ぶつかるようにすれ違っては、元のるつぼへ帰って行く。エネルギーの流れ、渦に同化しながら、その流れを疑似的に体感していた。
 知識としては知っていた事を、改めて体得したような心地で、渦から解放される。
 体験が大事とはこういうことか、と一つ納得した。
 文章にしてみると短いし、講義としても短いけれど、一つ大事なことを教えてもらったようだ。
 また来るといい、と言われて、しばらく温泉を堪能してから移動しよう、と思って、のんびりしていると、またフォーカスレベル的に、ここはどの辺なのかが気になってきた。ずいぶん微妙なところにいる気がするのだ。
 手を宙にかざして、エネルギーの粒の動きを感じてみる。F27よりは微細な動きをしているけれども、F35ほどの細密さはない。
 実際に、アスワに訊ねてみると、ここは実はF29、30あたりの中間地点だという。

 温泉から上がると、アスワがまた瞬間移動をして、私たちはどこかの山頂か、岩山の上に着地した。狭いので、私はガイドの服の裾にしがみついて手が離せない。(あとで考えたら、別に危なくなかったのでは?と思った)
 先ほどいた、天蓋付きの温泉が見えてくる。絶壁に引っ付いた棚田温泉とは、何ともすごい場所にあるものだ、とここでまた感心する。

 崖とは反対の平原側を見渡せば、分かってはいたが、かなり広い平野が広がっていて、整備された水田と、その向こうに木製の建物がぽつんぽつんと点在しているのが見える。
「F27を出発した魂たちの中には、I/ThereのあるF35に帰還するまでに、波動を慣らさなければならない者もいる」
 眺めていると、隣でアスワがそう説明をしてくれた。
「もちろん一気に昇っていく者もいるが、ここはそういう事情の魂たちが波動を馴染ませるための旅籠のようなものだ。先ほど温泉に入っていたが、あれもそうだ、湯治のように、高い段になるほど波動が高くなるから、それに慣らしていくことになる」
「旅籠にいる人たちは?」
 ずっとそこにいる人もいるのだろうか? それだと、魂がずっと留まらなければならないはずだが…?
「入れ代わり立ち代わり。奉仕活動を行いながら、次の場所に行くんだ」
「へぇ」
 アスワの説明と共に、イメージが流れてくる。昔の農村に在りそうな造りの家屋で、玄関口にやってきた人を、先にいる人が正座でお辞儀をして出迎えている。私が日本人だから、そういうイメージでとらえているのだと思うが。
 つまり、旅籠で働きながら、次の旅立ちの時を待つということらしい。一年とか、そういう一定期間、そこに滞在しているのだ。
 となると、あの崖は、私がフォーカスレベルの微妙な波動の差があるとして、そういう差を知覚した結果なのかもしれない。
 温泉好きな私だから、そういう風に感じたんだろう。

 まぁ、人により、何かしらの中継地点があることもある……ということで。

 なんだかんだ、社会見学っぽいまとまり方で終わり、バスタブの中に戻ってきたのだった。

ガイドのお話

2015 - 04/30 [Thu] - 23:31

(2016.4.12 加筆修正)


 スピの世界で一般に守護霊とかガーディアンとか呼ばれている存在を、私はガイドとよく呼んでいます。

 というのは、私がスピに入ったきっかけがヘミシンクだったから。

 ヘミシンクというのは、簡単に言えば、音響効果を使って人の意識に働きかける音響技術。

 『ヘミ』という言葉が「半分」、『シンク』は「同調」という意味です。

 アメリカの医療機関・大学との共同研究によって科学的、臨床的に、教育や精神的な調和をもたらすエビデンスも確認されている科学技術です。

 それがなぜスピなのか。

 それは作った人が霊的体験をした人だったから。そして、その体験を皆で共有できるかもしれない、と気が付いたところから、このへミシンクの開発がスタートしたから。

 ヘミシンク開発のきっかけになった人、ロバート・モンローという方は、自身が何度も体外離脱を繰り返し、様々な非物質、霊的な世界を探訪しています。
 ラジオ関係の職に務めていたモンロー氏は、実際に霊的世界を探訪している時の自分と同じ脳波の状況を人工的に作り出せないかと考え、それがヘミシンク開発に繋がっています。
 で、ヘミシンクの音響効果を用いたCDや音楽によって、実際にそういう世界を探訪しにいっている人々がいる訳なのですが。(というかもれなく私もその一人なのですが)

 非物質の世界を実際に探訪することができるなら試してみたい、というのが動機で始めたヘミシンク。

 その中で、水先案内人ともなってくれる、私たちが地上に生まれた時から一緒にいてくれている存在……守護霊が、ヘミシンク界隈の用語でいえばガイドに当たるようなので、ずるずるとその呼称で今日まできています。

(ヘミシンクについて私自身のは非常にざっくりとした説明なので、詳しくはこちらの日本語サイトの「ヘミシンクとは」をお読みになると良いと思います。)


 で、この記事では、軽く私の知覚している主な二人のガイドさんと、関わったエピソードについて少しばかり書きます。



アスワ
 何かにつけて一番お世話になっている人。
 私の主護霊みたいな立ち位置です。メインガイドとも。
 黒髪に明るい蒼色の目、肌が白くて、長身に黒いローブのようなものをまとった男性の姿で知覚されています。自称プレアデス系の人らしいです。身長が2メートルを軽く超える人ですが、本人曰く「自分の人種の中では小柄(チビ)」なんだそう。
 ぶっちゃけ容姿は「黒髪短髪、青目、キリッとクール系色気もあるよ!なイケメン」をキーワードに、ハーレクインコミックの表紙で容姿を探すとよく載ってるやつそのまんまな気がします(こんな表現でゴメンヨ。でもまんまそうなんだヨ)

likegide

 ああうん、大体ホントにこんな感じ(投げやり)
 これにハ●ルの動く城成分ちょっと足したらいいんじゃないでしょうかね。(どういう成分だ)
 あとワ●ピースのシ。ンクスみたいな存在感とか。
 そう、つまり、キリっとダルそうな大物感(訳が分からん)
 画像はお借りしてます。すみません。

 ガイドの学校みたいなものがあるらしくて、そこの臨時講師とかをしたりするそうです。

 思い返すと、まだ私が中学生だった頃から手に取る物語や漫画の中に彼と同じ容姿の登場人物がちらほらいました。また、私が音楽が好きだったので、『歌』を通してメッセージを送り、常に励まし続けてくれていたようです。

 高校に入学したばかりの頃、一時的に顕在意識の状態の私のイメージに介入して話すことに成功していたようで、彼の姿を知覚した記憶もあります。(ていうか私は霊感人間だったのか…?)その時は高校生の私が話しやすいように配慮したのか、大学生のお兄さんのような、ラフな雰囲気の青年でした。昔は人の上に立つ人物だったのか?普段は堂々とした佇まいです。

 私の類魂からの人ではなく、縁ある別の類魂からやってきてくれているとか。


サン
 私がヘミシンク体験でいちばん最初に出会ったガイドです。
 立ち位置としてはアスワのサポート系……? 私についてくれる前から二人は知り合いだったのかも。
 白い貫頭衣のようなものを着た、幼く可愛らしい東洋系の少年の姿をしていました。日本人かと思いましたが、古代中国で豪族に雇われて暗殺?なんぞをやっていたとか、なんとか。それがなぜ子供の時の姿なのかというと、よく分からないですが。

 警戒心を抱かせないため??と今は考えています。
 というのは、その気になると青年に姿を変えることもできるからです。見た目通りの年齢というのは、あちらの世界にはないのだなぁと思います。

 ひょっとすると私の中では、子供のような純粋性と、黒い部分を持ち合わせる二面性?を象徴しているかもしれません。活動できるレベルの制限があるらしく、フォーカスレベルは27までが問題なく動ける範囲のようです。メインガイドのアスワは、それより上の領域でもある程度動けているようです。フォーカスレベル21に関西ゲルという共同で使える探索地点が存在していますが、そこに今はLUNAというお店を構えてくれています。(非物質界、フォーカスエリアで飲み食いすると、知覚のレベルが上がる効果があるのだとか。)

 外見が漫画マギの主人公アラ○ンに似てるかな? 全体的にキラキラ三割増しですが。
 彼も話していると、深いことを口にすることがままあります。

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プロフィール

ふゆ

Author:ふゆ
 大阪在住。なぜスピに入ったか、いつからスピなのか、最近ちょっと分からない。
 基本のんべんだらりと過ごしつつ、日々の気付きや自分のこととか、ナニカ?との会話からてきとーに。

 時々ヘミシンクの要領で非物質世界に行ってみる。自分フィルターかかりまくり。どう受け取るかは自己責任で。


at 2012.09.28.

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